2013年9月12日木曜日

【ワークショップ】「サイエンスを基盤とするイノベーション」ミニ国際ワークショップ 2013.10.01

一橋大学イノベーション研究センター/科学技術・学術政策研究所共催ミニ国際ワークショップ
「サイエンスを基盤とするイノベーション」

こちらのワークショップは盛会のうちに開催を終了いたしました。

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。



日時: 2013年10月1日(火) 13:30 ~ 17:30 (受付開始13時00分)

場所: 文部科学省16階 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
(〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階)

会議室の場所が文部科学省に移動しました。省外から参加される方は、身分証明書をお持ちいただき、この開催案内を文部科学省2階受付にて提示していただきますようお願いします。

 本ワークショップは、一橋大学イノベーション研究センターと科学技術・学術政策研究所 (NISTEP) が共同で開催いたします。

ワークショップの目的:
 本ワークショップでは、サイエンスを基盤とするイノベーションの過程、およびサイエンスとイノベーションのシナジーを促進する政策について発表・討論を行います。ミラノ工科大学よりマッシモ・コロンボ教授(イノベーションの経済学専攻)をお招きし、新しい企業の誕生・発展の促進に大学が果たす役割をテーマに基調講演を行っていただきます。また、「サイエンスにおける知識生産プロセス」および産学連携研究の研究プロジェクトの成果を発表いたします。これらの研究は、科学研究費補助金基盤研究S「イノベーション・プロセスに関する産学官連携研究(No. 20223002)」および科学研究費補助金基盤研究A「サイエンスにおける知識生産プロセスとイノベーション創出の研究(No. 21243020)」の支援を受けて行われています。


プログラム:
開会の挨拶  榊原裕二(文部科学省 科学技術・学術政策研究所長)

13:30 -15:00 基調講演  “Science and Radical Innovation: The Role of Universities in Local Entrepreneurial Systems,”
司会    原山優子(総合科学技術会議 議員)
マッシモ・G・コロンボ(ミラノ工科大学教授, Full Professor of Economics of Innovation, School of Management / Deputy Director for Research, Department of Management, Economics and Industrial Engineering, Politecnico di Milano)

15:00 -16:05  Knowledge Creation Process in Science: Evidence from Scientists Surveys
司会    ルネ・ベルダボス(ルーバン大学教授)
(1) “Contributions of Young Scholars in Team-based Scientific Research,”
伊神正貫(科学技術・学術政策研究所 科学技術・学術基盤調査研究室主任研究官)
(2) “International Collaborations in Science, Why and How: Evidence from Scientists’ Survey in the US and Japan,”
長岡貞男(一橋イノベーション研究センター 教授)

16:25 - 17:30 University and Industry Collaborations: Evidence from the Research Projects Generating Co-inventions
司会    斎藤尚樹(科学技術・学術政策研究所 総務研究官)
(1) “Research Outcome and Impact of Industry and University Collaborations,”
細野光章(科学技術・学術政策研究所 第3調査研究グループ上席研究官)
(2) “Funding Mechanism of Joint Research,”
赤池伸一(一橋イノベーション研究センター 教授)

閉会の挨拶   長岡貞男(一橋イノベーション研究センター 教授)

プログラムのダウンロードはこちら==>


ワークショップの参加申込み方法:
お手数ですが参加を希望される方は御所属・御氏名を9月25日(水)17時までに、下記の参加申込み先に、メールにて予め御連絡いただきますようお願い申し上げます。
なお、会場の都合により出席者を調整させていただく場合がありますので、予め御了承ください。 ※参加費は無料です。

ワークショップの参加申込み、内容についてのお問合せ:
一橋大学 イノベーション研究センター (担当:研究支援室)
Tel: 042-580-8423/Fax: 042-580-8410
E-mail: sympo201310☆iir.hit-u.ac.jp(☆を@に変えてください)

申し込み締め切り: 9月25日(水)17時

2013年9月10日火曜日

【イノベーションフォーラム】2013年9月18日 Israel Drori

イノベーションフォーラムのお知らせ 2013年9月18日




テーマ:
"The evolution of new Industry, a genealogical approach"

講演者 :
Israel Drori
Professor, School of Business, College of management Academic Studies, Israel

日時:
2013年9月18日(水) 16:00~17:30 

開催場所:
一橋大学イノベーション研究センター 2階 会議室

幹事: イノベーション研究センター 軽部大

2013年9月5日木曜日

【一橋ビジネスレビュー】 2013年度 Vol.61-No.2

2013年度<VOL.61 NO.2> 特集:地域から未来を創造するマネジメント









12・3・6・9月(年4回)刊編集
一橋大学イノベーション研究センター
発行 東洋経済新報社



特集:少子高齢化のさらなる進行、総人口の減少、経済のグローバル化のより広範な領域への浸透、多文化共生などの課題に直面するわが国では、どのような経済社会をつくって人々の幸福を求めていくかという未来社会を創造するイノベーション・マネジメントが求められている。本特集では、地域やNPOあるいは大学の取り組みのなかに見られる未来創造マネジメントの萌芽に着目する。「学生によるまちづくり」「人材育成につながるNPO活動」「市民組織で運営される音楽祭」などの事例を挙げ、それらを支える組織やマネジメント、必要とされる人材の育成やリーダーシップに関する議論の展開を通じて、地域から未来を創造するマネジメントの思想と実践を紹介する。

特集論文Ⅰ 地域創造マネジメントと大学教育
林 大樹 
(一橋大学大学院社会学研究科教授)
「地域創造マネジメント」とは、地域にイノベーションを起こし、人々が幸福を追求する社会経済をつくるためのマネジメントである。地域におけるマネジメントは、企業におけるそれと比べてどんな特徴があるのだろうか。また、それを担う人材はどのように育てるべきなのだろうか。本稿では、先行研究における都市計画の理論の展開にヒントを得て、地域のマネジメントについて考察し、そこで必要とされる人材を育成する機会として、産学連携による大学生のインターンシップや、OECDの「学習地域」の発想にもつながる大学と地域の連携によるまちづくり活動といった「現場生成型」教育に着目して議論する。

特集論文Ⅱ 人ダイバーシティ的多様性を活用して地域の未来を創造する
結城 恵 
(群馬大学教育基盤センター教授)
ダイバーシティ(人的多様性)は、企業のマネジメントにおいてもキーワードとなりつつあるが、未来を築く地域のマネジメントを考えた場合、すでにダイバーシティに対する配慮やその活用がより重要な課題となっているケースが見受けられる。本稿では、南米日系人をはじめとする外国人住民総数が全人口に占める割合の高さで有数の県であり多文化化する群馬県における、ダイバーシティに配慮した「新たな価値」創出の事例を取り上げ、今後ますます人的な多様化が進むと考えられる未来社会に向けたイノベーション・マネジメントの糸口を考える。

特集論文Ⅲ 人材をめぐる混迷――産業界と大学のギャップはなぜ生じるのか
田中 弥生 / 浅野 茂
(大学評価・学位授与機構教授・日本NPO学会会長 /  神戸大学企画評価室准教授)
大学生に求められる能力とは何か。それは大学教育だけで獲得できるものなのだろうか。本稿では、スキル(Skill)よりももっと広い意味を有するコンピテンス(Competence)を用いて、学生に獲得が期待されるコンピテンスを考える。産業界が求める人材と大学が育成しようとする人材とに期待されるコンピテンスには差がないように見える。では、なぜ人材をめぐるギャップは生じているのだろうか。大学だけに押しつけている人材育成の限界を考え、また地域社会にかかわる国内外NPOの事例を通じて、どうすれば学生が期待されるコンピテンスを獲得してギャップを埋められるのか、求められる人材育成の機会について考える。

特集論文Ⅳ 経済社会を創造する「まちづくりの論理」
石川  公彦
(明治大学経営学部助教)
今日、広く耳目に触れる「まちづくり」という地域活動には、経済社会を改善するためのロジックが内包されている。本稿では、それを「まちづくりの論理」として分析し、経済社会全般の改善の方向、および、創造のあり方について考察する。また、「まちづくりの論理」は、第一義的に「ヒト」に立脚して機能していることから、ヒトのマネジメントを中心とした検討を加える。特に、人的資源管理の領域で大きな柱となっている「人材育成」と「リーダーシップ」を検討課題として取り上げ、論じる。

特集論文Ⅴ 地域文化創造を支える市民組織のマネジメント――2つの市民音楽祭の事例から
福嶋 路
(東北大学大学院経済学研究科教授)
地域文化の創造と継承は、近年、行政から市民組織によって担われるようになってきている。しかし、市民組織の性質から、その継続性は安定しない傾向がある。本稿では、タイプは異なるが20年以上継続している2つの市民音楽祭、宮城県仙台市で開催される「定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台」と、富山県南砺市の「SUKIYAKI MEETS THE WORLD」の実行委員会に注目し、なぜそれらは長期継続をなしえているのか考察した。地域文化の創造を支える市民による組織は、内発的に動機づけられた活動であり、その継続のカギは外部からの支援を引き出す理念やコンセプト、絶えざる変化の導入、また地域資源の発掘にあると思われる。

[経営を読み解くキーワード]
退職給付会計基準のコンバージェンス
澤田成章 (鹿児島大学法文学部経済情報学科准教授)

[技術経営のリーダーたち]
「職人的なものづくりからスポーツ工学によるものづくりへの道程で得たもの(第18回)
西脇 剛史 (株式会社アシックス スポーツ工学研究所所長/フェロー)

[ビジネス・ケース]
ブラザー工業――グローバル経営の進化と人事部門の役割 本社による支援を通じた海外拠点の自律化
中野浩一 / 江夏幾多郎 / 初見康行 / 守島基博
 (一橋大学大学院商学研究科博士後期課程 / 名古屋大学大学院経済学研究科准教授 / 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程 / 一橋大学大学院商学研究科教授)
ミシンメーカーのイメージが強かったブラザー工業は、1980年代の経営危機を乗り越え、情報通信機器を主軸に、グローバルに事業を展開する。2000年代に入って業績は急回復したものの、激化する競争に備え、従来の延長ではない「真の」グローバル化をめざした経営方針へ転換を図り、海外拠点により大きな期待を求める。本ケースでは、同社の華南工場(中国)を例に挙げ、新しい経営方針の実践とそれを支援する本社、特に本社人事部門の取り組みについて探る。

[ビジネス・ケース]
住友電気工業――研究開発と事業化戦略の転換 青紫色半導体レーザー用窒化ガリウム基板の開発を事例として
丸山康明 / 清水 洋
(一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース修了 / 一橋大学イノベーション研究センター准教授)
CDやDVDに代表される光ディスクのプレーヤーやレコーダー、それらのキーデバイスは半導体レーザーである。大容量化をめざす次世代DVDには、高密度で書き込みや読み取りを可能にする青紫色(青色)半導体レーザーが用いられる。住友電気工業は、その製造には不可欠な「大口径で低欠陥密度の窒化ガリウム(GaN)基板」を世界で初めて開発し量産化に成功した。半導体レーザーの研究開発では後発だった同社が、どのようにしてシェア90%以上という高い競争力を有する地位を築いたのだろうか。本ケースでは、その開発および事業戦略について考える。

[コラム]日本経営学のイノベーション 第3回
日米企業の経営比較への道
小川進 (神戸大学大学院経営学研究科教授)

[私のこの一冊]
「建設的な創造」を生み出す戦略的直観思考――ウィリアム・ダガン『戦略は直観に従う』
 各務 洋子(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授)

真理を探求するロマン――吉井讓『論争する宇宙』
 入山 章栄 (早稲田大学ビジネススクール准教授)

[マネジメント・フォーラム]
インタビュアー/米倉誠一郎
ユーザーインの思想で消費者に快適さを提供するメーカーベンダーをめざす
大山健太郎 (アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長 )

[投稿論文]プライベートブランドのサプライチェーン・マネジメントセブンプレミアムの事例考察から
秋川卓也 / 戸田裕美子
 (日本大学商学部専任講師 / 日本大学商学部専任講師)
販路の限定化に伴って高い在庫リスクを抱えるプライベートブランド(PB)の商品特性を踏まえて、セブンプレミアムの事例考察からPBが対象となるサプライチェーン・マネジメント(SCM)に着目する。既存のPB研究は供給面と需要面を分けた個別的な視座で展開されており、両者を統合するSCMにあまり関心を寄せてこなかった。そこで本稿は、日本のPBサプライチェーンの特徴を整理した上で、「廃棄ロスはゼロ」というセブン-イレブン・ジャパンのPBであるセブンプレミアムの考察を、販売消化能力とSCM能力の視座から行う。さらに、販路のグループ化、サプライチェーンの関係と権限、付加価値型PBの条件などについても言及する。


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【ワークショップ】産学官連携:医薬イノベーションにおけるインセンティブと知識 2013.09.26

産学官連携ワークショップ:医薬イノベーションにおけるインセンティブと知識

こちらのワークショップは盛会のうちに開催を終了いたしました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。



日時:2013年9月26日(木) 13時から18時
場所:一橋大学千代田キャンパス(学術総合センター内、
          〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
          商学研究科リエゾン・ラボ(1階)

主催:一橋大学 イノベーション研究センター
共催:日本製薬工業協会、バイオインダストリー協会
後援:科学技術振興機構(JST) 社会技術研究開発センター(RISTEX)

※同時通訳がつきます

ワークショップに参加を希望される方は、メールアドレス(sympo201309☆iir.hit-u.ac.jp ☆を@に変えてください)に、ご氏名とご所属を記入の上、9月23日(月・祝日)までにお申し込み下さい。なお、会議室の定員のためお断りする場合もありますので、予めご容赦ください。(参加費は無料です)

ワークショップの目的
一橋大学のイノベーション研究センターは、科学技術振興機構の「科学技術イノベーション政策のための科学」のプログラムから支援を受けて『イノベーションの科学的源泉』の研究プロジェクトを進めております。本ワークショップでは、新薬の市場導入に焦点を当てて、研究の中間成果を発表するとともに、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのマーク・シャンカーマン教授を招いて、新薬が世界的に導入されていく上での特許制度、価格規制等の影響について、基調講演をお願いし、今後の医薬イノベーションの政策課題を検討します。


(1)13時~14時  
 「革新的医薬の上市と特許保護の役割:11の革新的医薬のケースから」 
 司会者 長岡 貞男(一橋大学教授)
 発表者 河部 秀男(バイオインダストリー協会・部長)
 討論者 淺見 節子(東京理科大学教授) 

(2)14時~15時半
 基調講演
「新薬の世界市場への広まり:特許政策、価格規制そして制度の影響」
“Global Diffusion of New Drugs: Patent Policy, Price Controls and Institutions,”

 司会者 飯塚 敏晃(東京大学大学院教授)
 講演者   マーク・シャンカーマン教授(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、CEPR)
 討論者  中村 洋(慶應義塾大学大学院教授)

15時半 休憩

(3)15時50分~16時40分 
 「革新的医薬の上市、臨床試験インフラと規制:11の革新的医薬のケースから」
   司会者   長岡 貞男(一橋大学教授) 
 発表者     源田 浩一(日本製薬工業協会医薬産業政策研究所・主任研究員)
 討論者   河野 典厚(厚生労働省医政局研究開発振興課・治験推進室長)


(4)16時40分~17時30分
 「日本市場での上市医薬品の科学的源泉とその市場パフォーマンス」
  司会者    本庄 裕司(中央大学教授)
 発表者     長岡 貞男(一橋大学教授)
                 西村 淳一(学習院大学准教授)
 討論者  飯塚 敏晃(東京大学大学院教授)

17時半 全体コメントと討論
  司会者 本庄 裕司(中央大学教授)
  大杉 義征(一橋大学特任教授)
  マーク・シャンカーマン教授(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、CEPR)

18時  閉会 

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